「もしかしたら嫌われているかも」と思うような態度をされた事はないでしょうか。
本当に嫌いな人には、気持ちが態度や行動にあらわれてしまうものです。では、嫌いな人はどんな態度をとるのか、男性と女性に分けて紹介します。また、嫌いな人との付き合い方についても紹介します。
あなたの周りに嫌いな人はいますか?
「この人は好きになれない」や「この人なんか嫌だな」と感じる人は周りにいないでしょうか。人間は誰でも、好きな人がいれば嫌いな人も存在するものです。
人を嫌いになるのはそれぞれの理由があり、性格や態度などの様々な要素から「嫌い」と一度認識してしまうと、その人の印象を回復するのはとても難しいのです。
誰にでも嫌いな人はいる
誰にでも嫌いな人はいるものです。「私は嫌いな人などいません」という人は珍しいのではないでしょうか。性格の違いや育った環境の違い、価値観の違いなどの様々な要素が、意見や行動に違いを生み出す事が原因で「嫌い」に繋がるのです。
また、その人の嫌いな部分が自分自身の嫌な部分でもあるために、その人を嫌いになる事もあります。自分自身の嫌な所が、相手の嫌な部分となって目についてしまうからなのです。相手は自分を映す鏡のようなもので、自分の嫌な部分を把握するきっかけにもなります。
嫌いな人は態度や行動にあわられる
「嫌いだな」と思う人には、意識していなくても自然に態度や行動にその気持ちがあらわれます。もしも、相手に嫌われているにも関わらず気がつかないままでいると、さらに相手との関係が悪化し大きなトラブルへと発展してしまう可能性もあります。相手の態度や行動に注意をして接する事で、関係性の悪化を最小限に抑える事ができるかもしれません。
男性が本当に嫌いな人にとる態度
嫌いな人には一体どんな態度をとってしまうのでしょうか。男性は、女性に比べて人との付き合い方がシンプルと言えます。そのため、女性と違って大人数で行動するよりも少人数で行動する事の方が多く、関係性が複雑になりにくい特徴があります。また、「自分は自分」と考える男性が多いため、あまり深く相手に対して求める事はありません。
そんなシンプルな人付き合いの思考を持つ男性は、嫌いな人に対してどんな態度をするのでしょうか。
ここでは、男性が嫌いな人に取る態度について紹介していきます。
態度①目を合わせようとしない
嫌いな人にする反応として、無意識にあらわれてしまうのが目です。目を合わせようとしない人は、「視界に自分の嫌いな人を入れたくない」という心理が働き、無意識のうちに目をそらしてしまうのです。嫌いな人を視界に入る事によって、嫌いな相手への負の感情が大きくなり気分を害されるのを防ごうとしています。
もしも、会話をしている途中に目を合わせようとしない男性がいたら、その男性から嫌われている可能性が高いのかもしれません。
態度②必要以上に会話をしない
嫌いな人と極力関わりたくないため、嫌いな人とは必要以上に会話をしないのも男性の特徴です。女性はグループでの行動を好むのに対して、男性はグループではなく気の合うコミュニティのような関係性を好みます。そのため、気が合わなければ必要以上に相手と関わる必要はないと考えています。
男性はあまり自分から話をするタイプの人が少ないため、会話が少なくてもさほど気にならず一見気が付かない事もあるでしょう。しかし、二人になっても黙々と自分の仕事をして会話をしようとしない男性は、もしかすると関わらないように距離を置いているのかもしれません。
態度③メールやLINEは返さない
メールやLINEの返信をしないのも嫌いな人にする態度と言えます。男性はメールやLINEなどの連絡は必要な相手とだけする傾向があり、女性のようにグループで他愛もない内容を共有するような事は少ないのです。そのため、嫌いな相手とは極力距離を置きたいために、連絡が来ても返信をせず既読スルーの状態となります。
また、男性は自分が連絡を取りたい相手や必要な相手にだけ、連絡先を教えるという傾向もあるので、嫌いな人には連絡先を教えないという男性も多いのです。
態度④露骨に嫌そうな顔をする
嫌いな相手に対して露骨に嫌な顔をする男性もいます。これは自己主張が強いタイプや、自分に自信のあるタイプに多い傾向にあります。一度極度に「嫌い」と認識したら、相手を嫌っている事を相手だけではなく周囲にも気づかせようとするのです。
嫌いな相手に対して露骨に自分の気持ちを出すのは少し幼稚な行動にも見えますが、常に強気な発言や態度をする男性はこのような行動をする男性が多いのです。強気な面と裏腹に自分を守ろうとする精神が働いて、このような行動をする男性もいます。
態度⑤忙しそうな素振りを見せる
いつも忙しそうな素振りを見せて、話かけにくいオーラを出しているのも、嫌いな人にする態度の一つです。忙しそうにする事で、話しかけられないように自分をガードしているのです。食事に誘っても仕事が忙しいからという理由を付けては、断る口実にしています。
もしも、他の人とは食事をしたり楽しそうに会話しているのに、自分が誘っても「忙しい」と断られたり、話をしてくれない時は、嫌われている可能性が高いと言えます。
態度⑥プライベートや本音は話さない
嫌いな人と普通に話をしていても、プライベートな事や本音を一切話さない行動も嫌いな人にする男性の態度です。ある意味大人な対応ができる人や、精神年齢が高い男性に多い傾向があります。一見、普通に誰とでも当たり障りなく良好な関係を保っているように見えて、実は嫌いな人との距離を作っているのがこのタイプの男性なのです。
嫌いな相手とでも他の人と同様に違和感無くコミュケーションを取る事ができるので、自分が嫌われていると気づかない人も多いのです。もしもプライベートや本音をあまり言わない男性がいたら、嫌われている可能性がありますので注意が必要です。
態度⑦素っ気ない態度や返事をする
嫌いな人に対しての拒絶反応として、素っ気ない態度や返事をするのも男性が嫌いな相手にする態度の一つです。男性はある意味正直な所があり、好きな相手や興味がある相手の話には自分から会話を盛り上げたりするのに対して、嫌いな相手の話はあまり関わりたくないために早く切り上げようとする傾向があります。
話しかけても会話がすぐ終わってしまったり会話の内容が薄っぺらいという印象を受けたら、それは会話を早く終わらせたいという気持ちがあらわれているのです。
女性が本当に嫌いな人にとる態度
女性は嫌だと思っていても、表立ってそれを言えずに付き合っている事が多くあります。そのため、嫌いな人との付き合いによってストレスを抱える女性も多いのです。人間関係は女性の方が男性よりも複雑と言えます。感受性が豊かなので他人と感じ方や受け止め方に違いが生じやすく、嫌いな人が多くなりやすいのも女性の特徴です。
では、女性は嫌いな人に対してどのような態度をするのでしょうか。女性が嫌いな人にとる態度について紹介していきます。男性が嫌いな相手にとる態度との違いについても注目です。
態度①距離をとろうとする
女性は嫌いな相手との距離を上手くとる事ができます。グループでいる時にも自然と嫌いな相手と一番離れた場所をキープしたり、本能的に嫌いな相手から離れようとしているのです。あまりにも自然にできるので、周りは全く気が付かない事が多いかもしれません。
女性は男性よりも徹底的に自分の周りから嫌いな人を排除しようとする精神が働くので、嫌いな人が目の前で話していると、自分の視界に入らないようにその場を離れるという行動がスムーズにできます。
態度②愛想笑いを浮かべる
嫌いな相手と思っていても、嫌々付き合っている女性もいます。女性は周りとの関係性を重要視する人が多く、態度に出す事で周りに気づかれるのを避けるために、我慢したり嫌いな事を秘密にしている人も多いのです。そのため、嫌いな相手でも愛想笑いを浮かべてその場を取り繕う事が多くなります。
いかにもな愛想笑いを浮かべている事が多い女性は、もしかすると相手が嫌いな事を隠している可能性が高いのです。
態度③メールやLINEの返事が遅くなる
女性はメールやLINEでの交流で、その人との関係を上手に保っています。そのため、メールやLINEの返事の早さや頻度が相手に対する気持ちをあらわしているのです。逆に、嫌いな相手とメールやLINEで連絡をとる事は、苦痛やストレスとなります。そのため、嫌いな相手への返事は後回しになるのです。
返事を全く無視できないのも女性の特徴です。遅くなっても何らかの返信をするケースが多く、一見嫌われている事に気が付かない事もよくありますので注意が必要です。
態度④SNSで繋がろうとしない
SNSはいつでも気軽に連絡を取り合う事ができる、とても便利なツールです。好きな友達や恋人と密に連絡が取れる事はとても便利です。その反面、嫌いな人ともいつでも連絡を取れてしまうのは決して楽しい事ではありません。そのため、嫌いな人とはなるべくSNSでは繋がらないようにしたいと思うのです。
また、SNSで友人に愚痴を言ったり他愛のない会話をしたりというように、女性にとってSNSはストレスを発散する場です。ストレスを発散する場に嫌いな人との繋がりを持つ事で、余計にストレスを抱えてしまいかねません。そのため、女性は嫌いな人にはSNSをやっている事を内緒にしたりと上手に繋がりを避ける事ができます。
態度⑤二人きりになろうとしない
嫌いな人と二人きりになろうとしないのも、女性の嫌いな人に対する行動です。大勢のグループの中で嫌いな人とも一緒にいるという事はあっても、嫌いな人と二人きりになる事は絶対に避けます。女性は周りの目も気になるのであからさまに避けるのではなく、二人きりになりそうになる前にそっと場所を移すなどさりげなく二人きりにならないようにします。
態度⑥相手を下げる言動をする
まさに女性に多いとされているのが、嫌いな相手を下げる言動をする事です。嫌いな相手に対して嫌味を言ったり、大人数でいる時に嫌いな相手の恥ずかしい話を暴露したりして、相手をさらし者にするのです。少し邪悪な行動と言えますが、これは女性によく見られるマウンティングと同じような意味があり、職場や学校、ママ友などの間でよく行われています。
嫌いな人との付き合い方
嫌いな人とは極力離れたいと誰もが思うものです。しかし、職場ではいくら嫌いだからと言っても、上手く付き合っていかないと仕事ができないケースも多くあります。では、嫌いな人とはどうやって付き合えば良いのでしょうか。ここでは嫌いな人との付き合い方について紹介していきます。
付き合い方①相手の良いところを探す
「嫌いだな」と思うと、ついその人のあら探しばかりをしてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、嫌いな人と上手く付き合うには、あら探しではなく相手の良いところを探す必要があります。人間は苦手な所や短所もあれば、得意な事や長所も必ずあります。
ついマイナスな所ばかりに目が行きがちですが、どこか一つでも感心できる所や優れている所を見つけましょう。「この人はルーズで何でも適当過ぎるから嫌い」と思っていた人でも、「適当だけど、口うるさくないし意外と後輩に優しい所もある」と相手の良い所を発見したら、今まで思っていた嫌いな感情が少し減るかもしれません。
付き合い方②気にし過ぎず自然に接する
嫌いな人の事を気にし過ぎて、余計にイライラしてしまっている事はありませんか。ただでさえ嫌いな人は目に入りやすいので、意識してしまったらますますこちらのストレスが増える一方です。それならばあえて嫌いな相手を気にせず、他の人と同じように普通に接してみましょう。
嫌いな相手に冷たい態度をしたり避けたりしている事が周りの人に気づかれてしまうと、逆にこちらの立場が悪くなる可能性があります。ここは大人な対応を心掛けて、嫌いな人でも自然に接する事をお薦めします。
付き合い方③できるだけ接点を持たない
嫌いな相手とは必要以上に接点を持たない事も、上手く付き合うコツです。仕事上どうしても接点を持たないと仕事にならない場合には別ですが、嫌いな相手と接触しなくても良いのであれば接触しないにこした事はありません。無理にこちらから接触を試みて余計なストレスを抱えるよりも、必要最小限の接触を心掛けると気持ちが楽になります。
付き合い方④嫌な部分を受け入れる努力をする
嫌いな人の嫌な部分を受け入れてみると、嫌いな人とも上手く付き合っていく事ができます。その人のどこが嫌いなのかをもう一度よく考えてみて下さい。相手の嫌いな所に、自分自身にも当てはまる所はありせんか。人間は誰でも完璧な人などいません。そして誰だって間違いを起こす事もあるのです。
もしかすると相手は間違いにまだ気づいていないだけで、気づいたら変われるかもしれません。相手を自分と置き換えて、相手の嫌な部分を少しづつ受け入れる努力をしてみましょう。
嫌いな人にとる態度をされた時の対処法
もしも、相手から冷たい態度や嫌いな人にする態度をされた時、「もしかして嫌われてるのかな」と不安になる人も多いのではないでしょうか。誰にも相談できずにその不安を抱え続けている事で、大きなストレスになりかねません。では、嫌いな人にとる態度を自分がされた時には、どのような対処方法があるのでしょうか。
本人に直接聞いてみる
とても勇気が要りますが、思い切って本人に直接聞いてみると相手との関係を修復する事ができるかもしれません。「嫌われてるかも」と思うなら、直接本人に聞いてみましょう。直接本人に聞く事でお互いに思っていた事を吐き出して、勘違いだった事やすれ違いによって起きた問題だという事がわかり、すんなり解決に向かうかもしれません。
もしも自分が相手に悪い事をしていた場合には、素直に謝りましょう。ここで誠意を持って素直に謝る事で、お互いのわだかまりを解くことに繋がります。
原因を探り改善するようにする
自分ではそんなつもりはなくても、相手を傷つけてしまう事はよくある事です。相手がどうして自分の事を嫌っているのかを考えてみましょう。いつから相手の態度が変わったのか、相手の言動から原因と思われる事はないかなど、過去の相手との会話をもう一度思い出して嫌われる原因を探ります。
嫌われる原因に心当たりが見つかったなら、素直に謝りましょう。いつまでも嫌われ続けるよりも、相手にきちんと謝罪して許してもらう方が、気持ちが楽になります。
極力関わりを持たないようにする
嫌われる原因が自分に思い当たらない場合には、極力相手とは関わりを持たないように過ごす方がいいです。人間はその時の気分で好き嫌いが変わる事もあります。もしかすると嫌われた原因は自分ではなく、相手の気分が優れない事が原因なのかもしれません。この場合には、相手とは関わらないように放っておくしかないのです。
嫌われている事をいつまでも悩んでしまうと、ストレスが溜まる他にも仕事や勉強にも影響を与えてしまい負の連鎖に繋がります。嫌われてると思う相手とは関わりを持たないようにして、自分を守る事も大切です。
嫌いな人に出す態度を見極めて上手に付き合おう
人との付き合いはとても難しい事です。そのため、全ての人と良好な関係を築いている人は少ないのではないでしょうか。誰にでも嫌いな人や苦手な人というのは存在するので無理をして皆から好かれようと思わなくてもよいのです。
しかし、相手との関係性や立場によっては、良好な関係を保たなければならない場合もあります。そんな時には、相手の態度をよく見極めて上手に付き合う事がとても大切です。